絵本作家こばようこ・おだしんいちろうのブログ。いちおう毎週火曜日更新してます。

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印刷所へ見学に行ってきた・四の巻
 (文こばようこ)

5。

この日は印刷に必要な別の装置も見せてもらいました。


印刷機にかける「版」を作る機械、

その「版」を作る為に

原画をデータ化する機械(スキャナー)です。


大きなアルミの板に

僅かに厚みをもった画線が描いてあります。

その画線にインクが付いて紙に転写されるのです。

カラーの印刷には

CMYK4色分のアルミ板が必要です。

4色重なって初めて色鮮やかなカラーページが出来上がるのですね。


この「版」のアルミ板は

家庭用プリンタの巨大版のような機械で

プリントアウトするように作っていました。


工場の職人さん達はひょいひょい持っていたけど

これ、ちょっとでも傷がいったら使い物になりませんねー。

こわいこわい。


スキャナーは平面のもあったのですが

噂でかねがね聞いていた、ドラム式のをレポートします。


透明な筒状のものに

原稿を巻き付けて、テープでしっかり固定して

装置にかけます。


すると筒が超高速に回転します。

それを1ミリくらいのカメラレンズで読み取り

データ化していくらしいです。


実際印刷する用紙によって

スキャナのピントを変えるそうです。

技がキてます。


面がフラットでないと

ピントが合わず、ぼける箇所が出てくるそうですが

それも何度か撮って

合成するようです。

丁寧です。


私の描いた「おひるねけん」でも

一カ所、合成してくださってる部分があるのですよ。

行かなきゃ知らなかった事実です。

刊行されたら是非、見つけてみてください。


そういえば、ここで画質チェックをするのに

画面上の色を見るのではなく、

数値を見ていました。

モニターには、無骨な数字しか表示されていない。

おだが「へぇぇ」と感心していた所です。


作家さんが「ウチのモニターでみたら明るい赤だった」

と言っても

よそのモニターで見ると違ってるのです。

暗い赤になってるかもしれない。


だから画面上の色で確認はせず、数値で判断するんだそうです。

技のオンパレードですね。(まだ続く)


2013_08_16


↑お忙しいのに、ありがとうございました。

長年蓄積されていた「?」がスッキリです!

| 10:44 |