絵本作家こばようこ・おだしんいちろうのブログ。いちおう毎週火曜日更新してます。

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最強図書室を目指せ18

(おだしんいちろう)

久々です。

今どんな作業をしているかというと。。。

まだラベル貼りです。

終わりそうで終わらない。

ほとんど子どもが借りない本も

ラベルを貼っていっているからな。

しかし、コンプリートは近い。

それと平行して、日焼けして消えてしまった

本の背表紙を書いたり、

病気に罹って隔離していた金魚を水槽に戻すがごとく、

本の修復をして棚に戻したりしています。

と書くと僕が全部やってるみたいですが、

実際はボランティアの方々にほとんど

やってもらってます。念のため。

ラベルを貼っているときに、

ボランティアの方が古い本を見つけました。

たしか「おはなしきかせて」みたいなタイトル。

分厚い本で、古く、ほとんど背表紙が消えています。

「こんなの読まないよね〜」

などと話しながら手にとると、表紙に素敵な絵が出現。

いい絵だなあ。

古い本でも、表紙は意外と保存状態がよかったりします。

中をみると、やっぱり絵がいい。

昔っぽく、素朴で味がある挿絵です。

驚いたのは「紙質」で、和紙のような手触りなのです。

いや和紙なのか?

金かけてんな〜。

こんな贅沢な本、そうないだろ。

全部で6冊ありました。

昭和37年が初版。これらの本は昭和50何年かに

作られたものです。

今度覚えてたら、写真をアップしようかな。

折角なので、表紙を前にして本棚に飾っておきました。

図書室は歴史が埋もれていて楽しいですね。

もうひとつ、ボランティアの方の話。

その方のお子さんが、先生から1冊の古い本を渡されたそうです。

本の内側にはポケットが付けてあり、

昔はそのポケットに入った「カード」に

借りた人の名前や日付を書いていたのですが、

カードを見てみると、

その子の「お父さん」の名前が書いてあったのです。

あまり見かけない名字の人なので、

先生もピンときたのでしょうね。

この小学校に通っていたお父さんが読んだ本を、

30年近く経ってから、子どもが手にしたのでした。

今図書室に入ってくる新しい本には

「ポケットとカード」がついていません。

手にした本は、今までに誰が読んだのか

わからなくなっています。

| 14:19 |