絵本作家こばようこ・おだしんいちろうのブログ。いちおう毎週火曜日更新してます。

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子どもの頃の日記16
(ぶん おだしんいちろう)

ついに最終回を迎えました。
名残惜しいのは、もちろん僕だけですが。
ラストを飾るのは病院でのナイスエピソードです。


 11月20日土曜日
  三時ごろ、山本医院へ行った。
 でも休みだった。六時ごろ、母が帰ってきて、そのことを話すと、
 「ほら、松岡さんに行っておいで。」
 と言った。そして、松岡医院に行って、
 「織田真一郎です。」
 と言ったら、
 「えっ、野田?。」
 と聞きなおした。だから
 「いや 織田です。」
 と言った。あまりわかったような顔はしなくて、
 「保健証は。」
 と言った。だから、
 「えっもってこなかった。」
 僕はこの時、あっお母さんがもたせるの忘れたな。
 と思った。
 その時、看護婦さんが、
 「保健証もってないとやれないから保健証もっておいでっ。」
 と言った。
 僕は、看護婦さんがとてもにくらしくなった。
 家に帰ってとってきたら 中に入った。
 いきつけのお医者さんがいた。
 「いい子だね、一人で来て。」
 と言った。それから、話が始まった。
 「どうしたの。」
 「たんがつまって、のどがいたい。」
 「ふんふん。」
 「のど見せて。」
 「ふーん、のど真っ赤。」
 カルテを見ると、マクドナルドのような絵を書いて、
 赤でぬっている様子だった。それから
 「それじゃ、薬をあげとこうね。」
 と言った。
 長いいすにすわって思った。
 あの看護婦め、織田、と言ったのに、野田、野田、と
 聞きかえして、保健証までとりに行かせやがった、
 織田、としっかり聞いていれば、
 医者の方が僕のこと知っているから、
 保健証なんか、取りに行かなくてもよかったのに。
 その時、窓口から
 そのにくたらしいのが顔を出した。


すばらしい! 天才です。
90点です。
10点分のマイナスは、漢字間違いです。
×保健証→○保険証

それではごきげんよう、また会う日まで!
| 09:55 |